2011.12.28 仕事納め
本日で、今年度の石部基実クリニックでの診療及び、小笠原クリニック札幌病院での手術を終了致しました。
もちろん、入院患者様の回診は例年どおり行いますのでご安心ください。
私自身、2年目を迎え来年度も本年度以上に精進してまいりますのでよろしくお願い致します。
皆様、良いお年をお迎えください。
2011.12.23 股関節(太ももの付け根)のお話⑫
【変形性股関節症】の治療についてのお話の続きです。
①保存的治療=手術をしない治療法についてのお話です。
*体重管理:股関節の悪い患者さんは、運動も制限されるので、なかなか痩せられないのが現状です。自己流のダイエットで痩せようとすると、既存の機能・能 力を損ない、さらに精神的ストレスも溜まるためよくありません。肥満の方は、栄養士の指導を受けて、しっかりしたカロリー計算に基づいた食事を摂ることを お勧めします。
*運動療法・筋力強化:自宅での運動療法・筋力強化が大切です。大腿四頭筋などの太ももの筋肉や、股関節周囲筋 の筋力強化を、関節に体重をかけない臥位や座位で行う必要があります。自主トレーニングを主体とすべきで、スポーツジムにあるうような器具を用いたトレー ニングは、股関節症の患者さんにとっては、負担が大きすぎ関節や筋肉を痛めたり、軟骨を減らす場合があるので注意してください。
プールでのトレーニングは、股関節症の患者さんにとって理想的な方法といえます。ただし、夏でも冷たいプールは避け、スポーツジムやスイミングセンターの 水温一定のプールで、それぞれ自分の関節の状態、筋力・体力に合わせて行うことが大切です。プール内歩行は、浮力により股関節への負担が軽くなり、無理な く安全に筋肉が鍛えられます。水深は胸の高さが理想的で、胸に水圧がかかるので、呼吸・循環機能も同時に鍛えられます。水泳は、クロールやビート板を使っ てのゆっくりとしたバタ足を行なってください。平泳ぎは、股関節の大きな動きを伴うため、また股関節への抵抗が強く、さらに腰も痛めやすいので、行うべき ではありません。但し、前・初期股関節症の患者さんでしたら、水に浮いているようなゆっくりとした平泳ぎなら良いでしょう。
2011.12.15 財界さっぽろ新年特大号
本日発売の、財界さっぽろ新年特大号に掲載されました。
同時に、健康倶楽部『やさしい股関節痛のはなし』もコラムとして掲載しておりますので、是非ご一読下さい。
2011.12.11 股関節(太ももの付け根)のお話⑪
いよいよ【変形性股関節症】の治療についてのお話です。
大きく分けて2つの治療法があります。
①保存的治療=手術をしない治療法についてのお話です。
*日常生活上の注意が〔股関節に無理な負担をかけない〕重要です。つまり日本式生活よりも、ベッド・椅子・洋式トイレなどの洋式生活が望ましいと言えま す。激しい運動や、重労働・立ち仕事は避け、長歩きや、立ち座りの繰り返し動作もなるべく避けるべきです。ハイヒールや底の硬い靴は避け、なるべくクッ ションのあるスニーカータイプの靴を履くようにして下さい。杖の使用は、非常に有効で痛みを和らげることや、中臀筋(お尻の部分の、主に股関節を外に開く 筋肉)にかかる力を減らし、その結果、股関節にかかる力が減少します。例えば、歩行時に一本杖を用い、杖に15kgの荷重(体重)をかけた場合、患側股関節に加わる 力の合計は体重とほぼ同じ、つまり杖を使わない時の1/3となり、非常に効果的です。
2011.12.4 股関節(太ももの付け根)のお話⑩
今回は、私たちが治療するにあたって必要なX-P(レントゲン)から股関節の病期(病気の重症度)分類のお話です。
a.前股関節症=臼蓋形成不全
軟骨破壊は最も軽い時期、臼蓋形成不全があり、骨頭が十分覆われていませんが、関節裂隙(関節のすきま)は保たれている状態をいいます。
b.初期股関節症
関節面の不適合、関節裂隙(関節のすきま)のわずかな狭小化や骨硬化(骨が硬くなること)・骨棘(骨のとげ)形成は認めますが、あっても小さい状態をいいます。
c.進行期股関節症
骨頭周辺、臼蓋底の部分に骨棘(骨のとげ)形成を認め、関節裂隙(関節のすきま)は明らかに狭小化するものです。骨硬化(骨が硬くなること)・骨嚢胞(骨の中に穴があくこと=空洞)などの変化や出現する状態をいいます。
d.末期股関節症
関節裂隙(関節のすきま)の消失や関節としての適合性が消失する状態をいいます。
狩谷 哲 Dr
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